■新旧が重なり合う納まり|御代田の家
2026.06.12
リノベーションの面白さの一つは、新しいものだけでは完結しないところにあります。
御代田の家では、既存の枠や柱をできるだけ活かしながら工事を進めています。今回の開口部まわりも、既存の枠と柱に、新しい杉の枠材を組み合わせて納めています。

新築であれば、すべてを新しい材料で揃えることができます。しかしリノベーションでは、長い年月を経てきた材料と新しい材料が隣り合うことになります。
一見すると難しい条件にも思えますが、実際に納まってみると、その重なり方に独特の魅力があります。
既存の柱や枠が持つ経年変化した色合い。その隣に新しい杉材が加わることで、建物が積み重ねてきた時間と、これから始まる新しい時間の両方を感じることができます。
図面の中では表現しきれない部分ですが、現場で実際に見るととても良い納まりになりました。
こうした新旧の材料が自然に重なり合う表情は、リノベーションだからこそ生まれる魅力の一つだと思います。
