■木製浴槽の製作が完了|御代田の家
2026.06.03

先日、御代田の家で使用する木製浴槽の製作が完了したと、風呂桶屋さんからご連絡をいただきました。
今回、浴槽の素材として選んだのは「サワラ材」です。木製浴槽というと、一般的には高級素材としてヒノキが思い浮かびますが、今回はあえてそこまで高価な素材ではなく、昔から庶民の暮らしの中で使われてきたサワラを選びました。
どこか特別すぎるものではなく、日常の延長として使える質感や佇まいに魅力を感じています。
以前、製作をお願いしている木材工場の事務所へ伺い、実際にサンプルを見せていただきながら、素材の特徴やメンテナンスについて詳しくお話を聞かせていただきました。
最近では、日本国内だけでなく海外でも木製浴槽を取り入れる方が増えているそうで、海外向けの製作・販売も行っているとのことでした。
木製浴槽の魅力は、やはり香りと質感だと思います。
お湯を張った時に広がる木の香りや、肌に触れた時の柔らかさは、FRPや金属の浴槽にはない独特の心地よさがあります。
一方で、採用にあたって気になっていたのは、やはりメンテナンス性でした。
お話を伺うと、木製浴槽はどうしても経年とともに黒いシミなどが出てくるとのこと。
しっかり管理をしても、「10年程度使えれば十分」という感覚で考えていただくのが現実的だそうです。(実際には、もっと長く使用されている方も多いとのことでした。)
もちろん、一般的なユニットバスと比較すると手間はかかります。

それでも、日々触れる素材としての魅力や、空間としての豊かさを考えると、今回は木製浴槽を採用したいと思いました。
御代田の家では、比較的シンプルな桶型の浴槽を選んでいますが、他にも丸型など様々な形状の製作にも対応されているようです。
またどこかで機会があれば、ぜひ採用してみたい素材のひとつです。
完成に向けて、少しずつ空間の輪郭が見えてきました。
